分類群 |
5 |
RDBランク |
3 (魚類) |
和名 |
ミツバヤツメ |
目科 |
ヤツメウナギ目   ヤツメウナギ科 |
学名 |
Entosphenus tridentatus |
具体的要件 |
(1) 既知のすべての個体群で、個体数が非常に危険な水準にまで減少している。北海道のオホーツク海側の河川に極めて少数が分布するにすぎない。 |
分布 |
国内では、北海道のオホーツク海側の河川に極めて少数が分布する。本州、四国の太平洋側の河川にも、稀に迷入回遊すると予想される。最近では、1999年に茨城県那珂川水系に遡上した個体が確認されている。国外ではアリューシャン列島のウナラスカ島から北米コロンビア川に至る太平洋岸の各地に分布する。 |
生息環境 |
不明 |
生活史 |
産卵の為に河川に遡上する遡河回遊魚。日本での生活史は未だ明らかでないが、アメリカ産では約3年のアンモシーテス期を過ごした後に変態して、春から夏に降海する。海洋で数年生活をした後、春から夏にかけて再び河川に遡上して産卵する。全長60〜70cmに成長する。 |
摂餌生態 |
不明 |
繁殖生態 |
滝の落ち口などの石の間に産卵する。 |
生息状況 |
道内ではオホーツク海沿岸の河川の他に、1934年に勇払川流域にあるウトナイ湖での採集記録があるに過ぎない。本種の生息個体数は極めて少ないものと予想される。本種の体色は青灰色で外観はカワヤツメと酷似していることから、これら2種は区別されていない可能性も考えられる。 |
環境庁RDB1991 |
希少種 |
環境庁レッドリスト1999 |
情報不足 |
水産庁1998 |
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天然記念物 |
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備考 |
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