ギンザンマシコ
学名 Pinicola enucleator   スズメ目   アトリ科
分類群 3
RDBランク 6 (鳥類)
和名 ギンザンマシコ
目科 スズメ目   アトリ科
学名 Pinicola enucleator
具体的要件 (1) 環境条件の変化によって容易に上位ランクに移行し得る属性を有するもの。a どの生息・生育地においても生息・生育密度が低く希少である。b 生息・生育地が極限されている。
分布 冬鳥として北海道に渡来。スカンジナビア北部からシベリア、カムチャツカ、サハリン、千島列島にかけて、アラスカからカナダ北部、ロッキー山脈に分布し冬季に一部移動するが、多くの地域で留鳥として分布。
生息環境 繁殖期には高山のハイマツ林。冬期には平地の広葉樹林、針葉樹人工林。
垂直分布 大雪では夏期1650-1850mに生息。日高七つ沼1600m、羅臼岳1340-16661m、大雪800-1700m、1000-1200m、遠音別岳1100-1200m。
食性 繁殖期の食性はハイマツの実や新芽が主。植物種子・果実・芽、小形のガやチョウ、甲虫類も採食する。
営巣習性 森林限界上の高山帯で6-8月繁殖する。大雪山の標高1950mハイマツ帯で繁殖例あり。ハイマツの地上1.2mに営巣。巣はハイマツの枯れ枝、枯れ根を主材にした腕形、産座に松の枯れ枝。8/8に孵化後約1週間のヒナ3羽見られ、8/14巣立ち直後のヒナ観察(1例報告)。一腹卵数3-5。メスのみ抱卵。抱卵期間は13-14日。約14日で巣立つ。
渡り習性 留鳥。大雪では6-8月に高山帯、11-2月に樹林帯へ漂行。
環境庁RDB1991
環境庁レッドリスト1998
種の保存法
天然記念物
備考 北海道に生息する亜種:ギンザンマシコPinicola enucleator sakhalinensis