ヤマセミ
学名 Ceryle lugubris   ブッポウソウ目   カワセミ科
分類群 3
RDBランク 6 (鳥類)
和名 ヤマセミ
目科 ブッポウソウ目   カワセミ科
学名 Ceryle lugubris
具体的要件 (2) 種の存続への圧迫が強まっているもの。a 個体数が減少している。
分布 離島を除き北海道から九州に留鳥または漂鳥として分布。アジア東部山地帯に分布。
生息環境 主に河川の中・上流。
垂直分布 大雪600m、阿寒400m
食性 魚類
営巣習性 繁殖は年1回、繁殖期3〜8月。3月上旬に繁殖行動開始。雄は終始雌とともに行動し、さかんに大きな声を発する。3m以上の急斜面の崖に1-数個の穴を掘り営巣。新しく巣を掘ったり、古巣を修復して使用。巣作りは前期は雄のみが行ない直径10cmほどの巣穴を掘った後1m前後の巣穴を掘る。後期は雄が巣穴の中の小石や土をくわえて頭から出て雌の前に運び込む行動を数回繰り返す。これを機に雌も巣作りに参加。産室は高さ約15cm、広さ35cmの楕円慶の中央がくぼみ、産座となる。最奥部0.8-1.6m。巣の前で交尾行動が行なわれる。一腹卵数4-6、雌雄ともに抱卵。抱卵期間約24日、育雛期間約35日、雌雄ともに抱雛、夜間は主に雄。育雛前期は雄のみが5cmほどの小さな魚を巣に運ぶ。中期にはヒナに羽毛が生えそろい、雌も食物を運ぶ。雌雄は約12cmの魚を1日約20〜35匹運ぶ。後期には雄は巣を訪れなくなり、ヒナの給餌や巣穴の監視は雌のみで行なう。ヒナが育つと食物を与えず巣立ちを促す。一夫一妻制。火山灰層の崖、比高20mに営巣。
渡り習性 留鳥
環境庁RDB1991
環境庁レッドリスト1998
種の保存法
天然記念物
備考 北海道に生息する亜種:エゾヤマセミCeryle lugubris pallida