オオジシギ
学名 Gallinago hardwickii   チドリ目   シギ科
分類群 3
RDBランク 6 (鳥類)
和名 オオジシギ
目科 チドリ目   シギ科
学名 Gallinago hardwickii
具体的要件 (1) 環境条件の変化によって容易に上位ランクに移行し得る属性を有するもの。b 生息・生育地が極限されている。
分布 夏鳥として主に本州中部から北海道にかけて渡来。サハリン南部、千島列島南部、ロシア極東南部で繁殖し、オーストラリア東部、タスマニアで越冬。
生息環境 耕作地(畑地、牧草地)、低層湿原、河辺ヤナギ林、海浜植生、自然草原。大きな河川沿いで出現率最高(100%)、農耕地(81%)、林・農耕地の組み合わせ(72%)、幼齢林や伐採跡地(55%)。
垂直分布 標高が高い場合でも草原があれば生息。十勝・釧路地方では0-500m。沼ノ原1420m/五色が原1600-1800m、遠音別岳700-800m。
食性 ミミズや昆虫などや、ミズキなどの種子
営巣習性 地上の草の根元に営巣。一腹卵数4、雌のみ抱卵。雄は繁殖期に夜明けと日没前後を中心に鋭い声で鳴きながら旋回し、時折すさまじい羽音を立てて急降下と急上昇をくりかえすディスプレイ飛翔をする。ディスプレイ飛翔はゆっくり「カカカ」を数回繰り返した後、[ズビー」を2、3回、「ズビャク」を3、4回発し、「ザザザ」と聞こえる羽音を立てて急降下し再び上昇するときに「ズビャク」を4〜5回繰り返す。牧草地・河川敷・農耕地内疎林等の地上に営巣、4卵、抱卵22日、6月上旬孵化。
渡り習性 夏鳥。オーストラリアで越冬。初認:4/17(羊ヶ岡6年平均,川路1997)、4/13-21(美唄)、4/18-22(苫小牧)、終認:8/20-9-16(美唄)、11/1(羊ヶ岡)、オーストラリア到着は8月下旬-9月。
環境庁RDB1991 希少種
環境庁レッドリスト1998 準絶滅危惧
種の保存法
天然記念物
備考