分類群 |
3 |
RDBランク |
6 (鳥類) |
和名 |
ハチクマ |
目科 |
タカ目   タカ科 |
学名 |
Pernis apivorus |
具体的要件 |
(2) 種の存続への圧迫が強まっているもの。b 生息・生育条件が悪化している。 |
分布 |
夏鳥として日本に渡来し、北海道、本州で繁殖。四国、九州、沖縄では渡りの時期に通過するのみ。バイカル湖西部から極東にかけて繁殖し、中国南部から東南アジアで越冬。 |
生息環境 |
山地の森林、混交林 |
垂直分布 |
- |
食性 |
主にハチの卵や幼虫、サナギ、成虫、他に昆虫、カエル、ヘビ、ネズミなど |
営巣習性 |
丘陵地から低山帯で繁殖。繁殖は、渡来後1週間から10日くらいで開始。雌雄が繁殖地の上空で並ぶように帆翔飛行を行ない、上を飛ぶ雄が波状飛行に移った後、急降下して雌を追跡するような行動を繰り返す。また、時には急上昇し、体を45度くらいの角度に起こした状態で停止し、両翼を高く上げて数回上下に羽ばたいて、一種の低空飛翔を行なった後再び急降下する行動を繰り返す。この行動は繁殖期の初期(巣作り、交尾、産卵)に頻繁に見られる。ヒナが成長した後、巣立ち間際にも行なわれる。巣材は枯れ枝など。カラマツなどの地上約10〜25mの枝上に皿状の巣を作る。他のタカやカラスの古巣を使用するが毎年新たな巣をつくることが多い。雌雄とも抱卵、抱雛。一腹卵数2-3、抱卵期間30-35日、孵化後35-45日で巣立つ。巣立った若鳥は約2週間、親から給餌を受け、8月頃独立。繁殖期には「ピイョーピイョー」と鳴き巣立った若鳥とともに数羽で鳴きかわしながら飛んでいるのが観察されている。 |
渡り習性 |
夏鳥。5月中旬〜下旬に繁殖地へ飛来。秋の渡りは8月中旬から始まる。ピークは9月中旬で、10月中旬には終了するが、11月中旬に渡り遅れた個体がいることもある。 |
環境庁RDB1991 |
希少種 |
環境庁レッドリスト1998 |
準絶滅危惧 |
種の保存法 |
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天然記念物 |
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備考 |
北海道に生息する亜種:ハチクマPernis apivorus orientalis |