| 分類群 |
3 |
| RDBランク |
5 (鳥類) |
| 和名 |
チュウヒ |
| 目科 |
タカ目   タカ科 |
| 学名 |
Circus spilonotus |
| 具体的要件 |
(1) 大部分の個体群で個体数が大幅に減少している。(2) 大部分の生息地で生息条件が明らかに悪化しつつある。生息場所の湿原は状態が悪化。札幌周辺では非常に数が減っている。 |
| 分布 |
北海道、東北地方で繁殖し、冬季には全国の積雪の少ない地方へ移動する。サハリン、アムール川・バイカル湖周辺で繁殖し、中国中南部、東南アジアで越冬する。ニューギニア島で留鳥。 |
| 生息環境 |
平野部の草原、特に河川敷や湖沼周辺の湿地 |
| 垂直分布 |
沼ノ原山(1150m-)での観察例あり。 |
| 食性 |
小型哺乳類、鳥類 |
| 営巣習性 |
湿原やササ原の地上に営巣。巣は直径約60-100cm、厚さ約25-32cm、産座の直径約19-31cm、深さ2.3-2.8cm。4月上旬に産卵。一腹卵数5-7、抱卵期間約35日。主に雌が抱卵。雄は近くの木の枝上から見張りをし、時折雌に餌を運ぶ。 |
| 渡り習性 |
夏鳥、一部留鳥 |
| 環境庁RDB1991 |
危急種 |
| 環境庁レッドリスト1998 |
絶滅危惧II類 |
| 種の保存法 |
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| 天然記念物 |
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| 備考 |
獲物の発する音を聞き取るための顔盤がタカ類としては異例に発達している。北海道に生息する亜種:チュウヒCircus aeruginosus spilonotus |