ハイタカ
学名 Accipiter nisus   タカ目   タカ科
分類群 3
RDBランク 5 (鳥類)
和名 ハイタカ
目科 タカ目   タカ科
学名 Accipiter nisus
具体的要件 (2) 大部分の生息地で生息条件が明らかに悪化しつつある。数は減少傾向。主な営巣場所である農耕地近くの森林伐採で環境悪化。
分布 北海道、東北地方、本州中部高地で繁殖し、冬季には、全国で越冬する。ユーラシア大陸北中部、スカンジナビア半島等では夏鳥、ヨーロッパ全域では留鳥、朝鮮半島、中国、インドシナ半島、マレー半島、インド、中東アジア等では冬鳥。
生息環境 平野部から山地の森林。針葉樹林、上部混交林、混交林、広葉樹林、河畔林・針葉樹人工林。
垂直分布 大雪600-1000m、遠音別岳0-200m
食性 鳥類、小型哺乳類。カッコウ捕食の観察あり。
営巣習性 カラマツなどの地上3-30mの樹冠近くの叉状に枝分かれした部分や枝に隣接したところに小枝を積み重ねた皿状の巣を作る。巣作りのほとんどは雌が行ない、雄は雌に餌を運ぶ。巣は直径約45-70cm、厚さ約20cm、産座は直径約15-30cm、深さ約3-7cm、枯れた小枝、樹皮を敷く。他の森林性のタカと異なり生葉のついた枝を敷くことはまれ。産卵期は4月末〜5月末、一腹卵数4-5、抱卵期間32-34日、主に雌が抱卵、雄はエサを狩り雌に運ぶ。孵化後25-30日で巣立つ。巣立ち後20-30日で独立。巣はストローブマツ14m、ハシボソガラス古巣利用、一腹3卵、6/18頃孵化、7/13巣立った記録がある。
渡り習性 夏鳥、一部留鳥
環境庁RDB1991 希少種
環境庁レッドリスト1998 準絶滅危惧
種の保存法
天然記念物
備考 ハト程の大きさの小型のタカ。北海道に生息する亜種:ハイタカAccipiter nisus nisosimilis