エトピリカ
学名 Lunda cirrhata   チドリ目   ウミスズメ科
分類群 3
RDBランク 3 (鳥類)
和名 エトピリカ
目科 チドリ目   ウミスズメ科
学名 Lunda cirrhata
具体的要件 (1) 既知のすべての個体群で個体数が非常に危険な水準にまで減少している。(2) 既知のすべての生息地で生息条件が極めて悪化している。(3) 既知のすべての個体群でその繁殖能力をはるかに上回る捕食や混獲が懸念されている。
分布 繁殖期には、北海道東部の一部。冬季には、北海道の沿岸から沖合。オホーツク海・ベーリング海沿岸、千島列島、アリューシャン列島にかけて繁殖し、冬季はその沖合。
生息環境 海上、海岸。繁殖は海岸、離島。
垂直分布 -
食性 魚類、甲殻類、軟体動物
営巣習性 海岸に面した崖上部の草つきの境界部、ウトウより下に位置する。北海道東部の大黒島周辺、霧多布などの数つがいが繁殖。海岸に面した草の生えた斜面に穴を掘ったり、岩の亀裂に営巣。巣穴の奥に枯草で産座を作る。一腹卵数1。雌雄ともに抱卵。44〜46日で孵化。44〜47日後巣立つ。
渡り習性 夏鳥。冬期も全道の海岸、港などで記録される。
環境庁RDB1991 絶滅危惧種
環境庁レッドリスト1998 絶滅危惧IA類
種の保存法 国内希少野生動植物種
天然記念物
備考 水産庁(1998)では絶滅危惧種。和名は美しい嘴という意味のアイヌ語に由来する。