ウミガラス
学名 Uria aalge   チドリ目   ウミスズメ科
分類群 3
RDBランク 3 (鳥類)
和名 ウミガラス
目科 チドリ目   ウミスズメ科
学名 Uria aalge
具体的要件 (1) 既知のすべての個体群で個体数が非常に危険な水準にまで減少している。(2) 既知のすべての生息地で生息条件が極めて悪化している。(3) 既知のすべての個体群でその繁殖能力をはるかに上回る捕食や混獲が懸念されている。
分布 天売島で少数が繁殖する(1996年の観察数は31羽)。冬季には、関東地方以北の沿岸から沖合。およそ北緯40度以北の海域。
生息環境 非繁殖期は海上、海岸。繁殖は離島の断崖。
垂直分布 -
食性 魚類、甲殻類、軟体動物。イカナゴ、ギンポ、カジカ、カラフトシシャモ、スケトウダラ、オキアミ、ヨコエビなど
営巣習性 垂直な崖や海上に孤立した岩の中腹にある岩棚や岩の裂け目等で営巣。産卵は6月中旬7月下旬、1〜2卵、抱卵32日、育雛25日、繁殖成功率は年々低下(1989年15%、オオセグロカモメ、ハシブトガラスの捕食による)、人工的な営巣場所の造成、営巣容疑岩の設置実施。
渡り習性 留鳥。天売島での初認は3月下旬〜4月上旬。
環境庁RDB1991 絶滅危惧種
環境庁レッドリスト1998 絶滅危惧IA類
種の保存法 国内希少野生動植物種
天然記念物
備考 水産庁(1998)では絶滅危惧種。その鳴き声からオロロン鳥と俗称される。繁殖成功率は年々低下(オオセグロカモメ等の捕食による)、人工的な営巣場所の造成、営巣用擬岩の設置が実施されている。北海道に生息する亜種:ウミガラスUria aalge inornata