トキ
学名 Nipponia nippon   コウノトリ目   トキ科
分類群 3
RDBランク 1 (鳥類)
和名 トキ
目科 コウノトリ目   トキ科
学名 Nipponia nippon
具体的要件 (1) 信頼できる調査や記録によりすでに絶滅したことが確認されている。学名にnipponを戴く日本国内で唯一繁殖していたトキ類。明治時代に乱獲や生息環境の悪化等により急減し、1930年頃に国内では能登半島と佐渡に残るのみとなった。道内ではこの間に絶滅したと考えられる。
分布 江戸時代には日本各地に生息記録があり、江戸時代末期に北海道でも捕獲記録がある。中国陝西省洋県の一部に現在も生息。朝鮮半島軍事境界線付近は近年不明。ウスリーでは絶滅したとされる。
生息環境 水田、湿原、浅い湖沼などで採餌し、付近の林や竹林などで集団繁殖する。
垂直分布 -
食性 魚類、両生類、巻貝類、昆虫
営巣習性 個体数が多かった時代には小集団コロニーを形成。高木の地上10-20mの横枝上に大きさは直径約50〜100cmの皿状の巣を作る。産座に落ち葉、枯草、コケなどを敷く。一腹卵数2-4、抱卵期間約4週間、巣内育雛期間5-6週間、6月上旬に巣立つ。雌雄とも抱卵、育雛。
渡り習性 迷鳥
環境庁RDB1991 絶滅危惧種
環境庁レッドリスト1998 野生絶滅
種の保存法 国内希少野生動植物種
天然記念物 国指定特別天然記念物
備考