分類群 |
2 |
RDBランク |
5 (哺乳類) |
和名 |
ゼニガタアザラシ |
目科 |
食肉目鰭脚亜目(アザラシ目)   アザラシ科 |
学名 |
Phoca vitulina |
具体的要件 |
(2) 大部分の生息地で生息条件が明らかに悪化しつつある。繁殖場は道東太平洋岸に広くみられたが、現在は襟裳、大黒島等に限られている。上陸場であるユルリ島・モユルリ島や二ツ岩、ゴメ岩でも個体数は減少しており、上陸場の環境悪化が懸念される。個体数は400〜550程度。 |
分布 |
根室半島モユルリ島、ユルリ島から襟裳半島にかけての東部沿岸。グリーンランド南東部及び西部、アイスランド、ムルマンスクからバルト海外縁及び北フランス、イギリス南部、アイルランド南部などのヨーロッパ西海岸、カナダの北極域からコッド岬、北アメリカ東部海岸 |
生息環境/植生 |
海浜植生、海洋 |
生息環境/垂直分布 |
海洋、海岸地帯 |
採餌習性 |
ミズダコ、タウエカジカ科、コマイ、シロザケ、カジカ科など主に底魚類を主食としている。 |
繁殖活動 |
出産期は5月で多くは岩礁上で出産するが、まれに海中で出産することもある。産子数は1子で、授乳期間は4〜5週間。離乳する6月頃に交尾期にはいる。交尾は海中で行われる。 |
社会構造 |
オスと未成熟のメスは、同じ岩礁に1年中留まるが、成熟したメスは出産期になるころ岩礁に現れ、出産後換毛が完了すると妊娠したメスは岩礁から姿を消す。索餌回遊していると考えられているが、詳細は不明。翌年の出産期には同じ繁殖岩礁に戻ってくる。 |
生息状況 |
襟裳岬先端の岩礁と厚岸町大黒島が現在の主要な繁殖地 |
環境庁RDB1991 |
危急種 |
環境庁レッドリスト1998 |
絶滅危惧IB類 |
種の保存法 |
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天然記念物 |
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備考 |
水産庁(1998)では危急種 |