エゾミクリ
学名 Sparganium simplex      ミクリ科
分類群 1
RDBランク 6 (植物)
和名 エゾミクリ
目科    ミクリ科
学名 Sparganium simplex
具体的要件 (1) 環境条件の変化によって容易に上位ランクに移行し得る属性を有するもの。a どの生息・生育地においても生息・生育密度が低く希少である。b 生息・生育地が極限されている。(2) 種の存続への圧迫が強まっているもの。b 生息・生育条件が悪化している。
分布 北海道、東アジア、シベリア、コーカサス、ヨーロッパ、北米
生育地 湖沼や流水中などに生える。釧路湿原ではしばしば大群落が見られる。
形態 環境による変異の大きい多年草。茎は直立し、高さ20〜60cm、水中生では下方の葉は浮葉になる。湿地に生える場合、葉身は斜上し、葉身の背面に稜がある。流水中に生えるものは、大群落になることが多く、葉身が全て沈水または浮葉になり、花序ができにくい。花序は分岐せず、雌花のつき方は、タマミクリに似て、長い柄がある。柄は軸に合着し、軸の中間から柄を出しているように見える(腋上生)。雄性頭花は、雌花の軸の上方に接続する。花期は7〜8月。果実は長さ8mm内外、花柱が長いのが、この種の特徴。
生活形 水湿地植物
日本自然保護協会RDB1989
環境庁RDB2000
種の保存法
天然記念物
備考