ボタンキンバイ
学名 Trollius pulcher      キンポウゲ科
分類群 1
RDBランク 6 (植物)
和名 ボタンキンバイ
目科    キンポウゲ科
学名 Trollius pulcher
具体的要件 (1) 環境条件の変化によって容易に上位ランクに移行し得る属性を有するもの。a どの生息・生育地においても生息・生育密度が低く希少である。b 生息・生育地が極限されている。c 過度の捕獲・採取圧による圧迫を受けている。 生物地理上、孤立した分布特性を有する。(2) 種の存続への圧迫が強まっているもの。a 個体数が減少している。c 過度の捕獲・採取圧による圧迫を受けている。
分布 宗谷(利尻島)<北海道固有要素>
生育地 利尻山の固有亜種。高山草原に生える。
形態 外形がレブンキンバイソウに非常によく似た、無毛の多年草。花茎は高さ20〜60cm。葉身は他のキンバイソウ属に似て拳状に5深裂し、裂片は更に中裂または深裂する。茎上部の葉は無柄であるが下部の葉や根生葉に長い柄がある。花は橙黄色(鮮黄色のレブンキンバイソウよりも濃色)、花茎の上端に1個(希に2個)つき、径3.0〜3.5cm。花弁状に見えるがく片は9〜16個あり、完全に平開せず半球形になる。花弁は狭いヘラ形で5〜7個あり、雄しべよりも短く、長さ4.5〜9.0mm(レブンキンバイソウでは花弁は雄しべよりも長い)。雄しべは多数で長さ9〜16mm。雌しべは長さ6mm内外で、6〜13個。柱頭は帯赤色(レブンキンバイソウの柱頭は黄色)。花期は7〜8月。袋果は長さ9〜11mm。
生活形 接地植物
日本自然保護協会RDB1989
環境庁RDB2000
種の保存法
天然記念物
備考 異名:ボタンキンバイソウ。