ヤチカンバ
学名 
Betula ovalifolia
      カバノキ科
分類群
1
RDBランク
5 (植物)
和名
ヤチカンバ
目科
   カバノキ科
学名
Betula ovalifolia
具体的要件
(2) 大部分の生育地で生育条件が明らかに悪化しつつある。生育地が乾燥化。湿原の開発とともに失われる可能性も大きい。
分布
十勝(更別、大樹)、根室(別海)、サハリン、アムール、ウスリー、ウダ、中国東北部、朝鮮半島北部<氷河期の遺存種。国内では本道のみに産する>
生育地
温帯。低地の湿原に、まれに生える。
形態
落葉低木。高さ1.5m。葉は長枝に互生、短枝に1(-2)葉ずつつく。葉身は楕円形〜卵円形、長さ1.5-6cm、やや革質で、表面は濃緑色、裏面は淡(汚白)色で腺点を密生し、若葉は両面とも白色短毛を密生するが、のちしだいに薄れ、不整細鋸歯。雌雄同株。雄花序は枝端に頂生および腋生し、1-2個、下垂して開花。雌花序は短枝に生じ、果穂は7円柱状で長さ1-2cm、直立。氷河期の遺存種。
生活形
微小地上植物(0.25〜2m)
日本自然保護協会RDB1989
危険
環境庁RDB2000
絶滅危惧II類
種の保存法
天然記念物
道指定天然記念物(更別湿原のヤチカンバ/更別村)
備考
異名:ヒメオノオレ。