タカネマスクサ
学名  Carex planata    カヤツリグサ科
植物森林希少種
日本固有種で、北海道の石狩、空知、本州〜九州に分布するスゲの仲間。山地の湿った林内に生える高さ30〜60pの多年草で、全体的に柔らかい。卵形をした花穂が2〜5個つき、実が熟すのは8月上旬〜下旬とスゲの仲間にしては遅い。和名の「高嶺升草(たかねますくさ)」は、同じカヤツリグサ科のマスクサに似ているため名づけられたもの。「高嶺」は普通高山に生えるものにつけられるが、この種は高山には生えない。

[ 画像1なし ] [ 分布図 ]
[ 画像2 ]
画像提供: 滝田謙譲