タヌキモ
学名  Utricularia australis    タヌキモ科
植物河川希少種
北海道〜九州、南千島、サハリン、中国東北部に分布する。湖沼などに生える水草で、根を持たず、水中にふわふわと浮いている。葉には捕虫嚢(ほちゅうのう)と呼ばれる虫を捕まえるための袋がたくさんついていて、吸い込んだ虫を栄養にしている。7〜8月頃、水面に茎を伸ばして、その先に扇形の黄色い花を咲かせるのだが、なぜか実はならない。水中に漂う姿がタヌキの尾に似ていることが「狸藻(たぬきも)の名前の由来。

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画像提供: 佐直達夫
[ 分布図 ]
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画像提供: 佐直達夫