学名  Betula apoiensis    カバノキ科

北海道日高地方アポイ岳の蛇紋岩地の岩地だけに生える北海道固有種。高さ1〜2mの落葉低木で、細かく枝分かれし、葉の大きさも1.5〜4cmと普通のカンバ類に比べると全体的にかなり小ぶり。5月に花穂を垂らし、花粉を飛ばす。その後なる実には薄い膜がついており、風にのって遠くまで飛ばされる。和名は「アポイに生えるカンバ」という意味で、「カンバ」は古い呼び名の「カニハ」が変化したもの。

[ 画像1 ] 画像提供： 野坂志朗		[ 分布図 ]
[ 画像2 ] 画像提供： 滝田謙譲