ハマハナヤスリ
学名  Ophioglossum thermale    ハナヤスリ科
植物砂地希少種
北海道の西南部、宗谷、本州〜琉球列島、台湾、中国東北部、南西諸島、カムチャツカに分布する。海岸の砂丘や湿地などに生える高さ5〜15pの小さな常緑性のシダ。栄養をつくるための栄養葉と、胞子をつくるための胞子葉の2種類の葉を持っている。栄養葉はやや厚く硬い。胞子葉は夏から秋にかけて熟し、胞子を飛ばす。和名の「浜花鑢(はまはなやすり)」は、海岸に生えることと、胞子の入った穂の部分を鑢に見立てたところから名づけられた。

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画像提供: 滝田謙譲