学名  Cypripedium calceolus    ラン科

北半球の亜寒帯に広く分布するが、日本ではとても珍しく、北海道の礼文島と網走地方の2ヵ所で知られるのみ。草原や明るい林に生える高さ30〜40ｃｍの多年草で、6月に唇弁と呼ばれる、なすびのような形をした花びらの部分がうすい黄緑色、その周りにあるがく片と花びらが紫褐色をした花を咲かせる。和名の「樺太敦盛草（からふとあつもりそう）」は、樺太（現在のサハリン）に自生するアツモリソウという意味。

[ 画像1 ] 画像提供： 野坂志朗		[ 分布図なし ]
[ 画像2なし ]